2013年4月22日月曜日

ごろはち通信 No.15

ごろはち通信15号表2

ダイエー八王子店の賃下げに
労働者は立ち上がった!

ダイエー八王子店の食品売り場で働く労働者がダイエー側から一方的に労働時間を3分の1以上も削減する労働条件の不利益変更をだまし討ちで強行され、労働者は「これじゃ生きていけない」と怒り、団結し、生きるために合同労働組合八王子に入りました。
4月5日、当該組合員を先頭に合同労働組合八王子はダイエー側と団体交渉を行い、反撃を開始しました。
この団体交渉で明らかになったのは、労働者が「労働時間の切り下げは生活できない!やめてください」と、訴えたにもかかわらず、新たなシフト表が出されたときに店次長が「月68時間以内でやって下さい」と通告したというのです。
だまし討ちそのものです。これまで月103時間くらい働いてきたのにです。月11万円以上あった賃金が月4万もカットされるというのです。「これじゃとてもじゃないが生活できない」と労働者は生きていくために闘いに立ち上がりました。
この不利益変更の通知はダイエー八王子店の警備室の横の掲示板に張り紙で契約変更とした上で中身は店の営業時間の変更しか出さず、勤務時間がどうなるかは明らかにせずに、店次長が一人ひとりを、しかも仕事で忙しいときに「会社が決めたことだ!ハンコを押せ」と迫って、大幅な労働条件の変更を強行したということです。
この日の団体交渉で当該の組合員はダイエー側のあまりの不誠実な態度に、ダイエー側のだまし討ちの手口を怒りをもって明らかにした上で、「勤務を元に戻せ!」「お前たちこんな給料でやっていけると思っているのか!」「人権侵害だ!」「契約変更は強制だ!」「紙だけ張り出してそれで済ませるな!」「労働時間が減らされたのに、これまでなかった仕事までさせるな!」「こんな勤務じゃ不測の事態に対応できない!」「僕たちの仕事をまるで分かってない!」と口々に怒りをダイエー側に叩きつけ、労働時間を元に戻すように迫りました。
また雇用保険解約の強行も元に戻すよう迫り、健康診断もやるよう追求しました。
ダイエー側はこの当該組合員の迫力の前に早急に組合側の要求への回答を出すことを約束して、この日の団体交渉を終わりました。
ダイエー側ははじめ労働者をなめてかかり、だまし討ちで労働者を「ダブルジョブで働け」とばかりにこのダイエー八王子店の経営不振を全て労働者に押し付けようとしました。
しかし労働者が団結し、労働組合として闘えばこの不利益変更を押し返し、ダイエー側に労働者の存在と強さを思い知らせることができたのです。
労働者は団結し、闘うことで会社側の横暴を打ち破り、自分の仕事に誇りをもち資本がいかに仕事をわかっていないかを知るのです。それはこの職場を動かしているのは自分たちだと確信する瞬間です。
ダイエーで働く労働者のみなさん! 団結し共に闘いましょう。

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