2015年2月3日火曜日

2・1ダイエー八王子店ストライキ闘争

ついにスト突入

 2月1日午前9時、ダイエー八王子店前で力強いシュプレヒコールがあがる。結集した40人の支援者の拍手がわき上がる中、ストライキに突入した合同労組八王子の組合員が次々と店内から出てきて、「スト決行中」というプラカード手に甲州街道に面した入り口に勢揃いする。その数6人。

一人の首切りも許さない


 ダイエーは、本年1月1日をもってイオンの完全子会社となった。今後、全国280店舗を順次閉店し、全国2万数千人の労働者を雇い止め=解雇する方針だ。ここダイエー八王子店は、2月1日、全国に先駆けての閉店第一号となる。従業員139人中、正社員を除くほとんどの非正規労働者が解雇だ。断じて許せない。
 このかん合同労組八王子は、①ダイエー八王子店閉店後もすべての労働者の職場を保証すること、②労働条件の切り下げをしないことを要求して団体交渉を続けてきた。勝手に店舗を閉店して、労働者には職場も保証しない、これでは全くの使い捨てだ。まして、外注化された企業で働く清掃労働者は、「慰労金」も職場も保証しない。この日のストライキは、誠実な回答を示さないダイエー資本に対する、断固たる決起だ。

当該組合員が次々と決意表明

 合同労組八王子の石川執行委員の司会で、スト突入集会が開催された。冒頭合同労組八王子・末松書記長が経過報告。「本日のストライキは、今後始まるダイエー2万数千人の解雇に対する怒りの決起だの先駆けだ。全国のダイエー労働者の決起を呼び覚ます闘いをやろう」とあいさつ。
 そしていよいよ当該組合員の決意表明だ。「私は18年もここで働いてきた。もともとはダイエーの直雇いだったのに、いつの間にか別の会社から給料が振り込まれてきた。本人の了承もなく、今や4次下請けです。そうしておいて『あなたとは直接雇用関係にない』と差別するのか!断じて許せません」「掃除のおばさんだからと言って、なめんじゃないよ」。6人の当該から次々と怒りの決意表明が述べられた。

支援からの熱い連帯挨拶

 つづいて合同・一般全国協の小泉事務局長から「みなさんのストライキは、解雇自由の労働法制を狙う安倍政権に対する根底的な決起だ」と激励。さらに地元の日本機械労働組合、立川市職の有志、「君が代」不起立被処分者の根津公子さんも駆けつけて激励された。首都圏の全国協の仲間から次々とエールが送られた。最後に、合同労組八王子の清水委員長が「これは第1波のストライキだ。これから厳しい闘いとなりますが、支援をよろしくお願いします」とまとめのあいさつを述べた。
 集会中、用意したビラが通行人に手渡され、ダイエーを利用している市民から「頑張って下さい」と声援がよせられた。最後ダイエー八王子店を一周するデモを敢行し、八王子店前の集会を終了。

ストを打ち抜き晴れやかな総括集会

 その後労政会館に移動して総括集会。ここでは当該から「昨日、ダイエーのお客さんから『長い間ありがとう。頑張ってね』と激励を受けた。不安で大変だが、この闘いに命をかけるつもりだ」。当該の青年労働者は「団結して闘うことの大切さを知りました」と晴れやかに決意表明。
 最後に委員長音頭で団結ガンバローを三唱して、一日の行動を終了しました。

【脱字修正2015.2.4

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